輪奈ビロード
2009年03月01日

●品目
輪奈ビロード(わなビロード)
●品目の種類
織物
●取材対応
武田泰稔(タケツネ代表取締役)
●技の工程
縦糸生糸・横糸生糸-生糸精練-整経-機織-紋切り-針抜き-原反精錬-染色加工-輪奈ビロード
●技の概要
ビロードは、今から約250年前の江戸時代中期に長浜へ伝わり、原糸となる生糸の生産地であるという好条件のもとで発展した。現在では全国のビロードのほとんどを長浜で生産している。機織の際に芯材を織り込む作業や、柄に織りあがった輪奈(パイル)部分を特殊な小刀でカットする「紋切り」、芯材を抜く「釘抜き」に伝統的な手法が受け継がれている。
●取材の内容
長浜はかつてよりビロードが有名であったが、そのビロードの生産に技術革新を起こしたのが輪奈ビロードである。今回お話を伺ったのは、株式会社タケツネ代表取締役の武田泰稔さん。武田さんがこの世界に足を踏み入れたのは47年前。その間に長浜の特産品「長浜ちりめん」と「ビロード」を掛け合わせた「ちりめんビロード」を開発した。しかも機械化による生産に成功。今でも全国のちりめんビロードは全てここで作られている。そうした生産ラインを作ることが出来たのもビロードづくりを熟知していなければなせる業ではない。
オイルショックやバブルの崩壊のあおりを受けながら、当時よりは需要は減るものの近年騒がれている外国製品との価格競争のあおりは受けていない。それもこのちりめんビロードを生産できるのがここだけである証拠とも言える。
従業員には若い世代もおり、輪奈ビロードの伝統が後世にも脈々と受け継がれている。体験などは難しいが、見学などは受け入れることもある。
「社会の流れに応じて新しいものをどんどん考えていかねば取り残されてしまう、自分の仕事は新商品の開発でそれを生み出していくのが楽しい。」と武田さんは言う。
伝統産業でありながらも、次々に新しいことにチャレンジしながら伝統産業を守っていく姿勢は、今後この分野に必要なのかもしれない。
●体験・見学情報
体験 - なし
見学 - 要相談
●取扱商品
反物、着物、バッグ等
●お問い合わせ
株式会社タケツネ
TEL:0749-62-0310
住所:長浜市朝日町36-20
※取材者※
迫間
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