高島扇骨

2009年03月01日







●品目
高島扇骨(たかしませんこつ)

●品目の種類 
木・竹工品

●取材対応
吹田正男(すいた扇子店主)

●技の工程
孟宗竹・真竹-割り竹-仲骨の整形・親骨の整形-漂白-白干し-締直し-磨き-合し-要打ち-検品-高島扇骨

●技の概要
300年余り前、安曇川流域の竹を利用して作ったことに始まるといわれ、農家の副業として発展した。全国シェアの9割を占め、主に京都に出荷されて京扇子として販売されるほか、地元でも「近江扇子」として、製造販売されている。34の工程を経て仕上られるが、工程は分業でそれぞれ職人が携わる。機械化されている作業も一部あるが、時間を要し、細かく、長年の経験に培われた技術と勘が不可欠な手作業も多い。

●取材の内容
日本全国の80~90%のシェアを誇ると言われている高島扇骨。その高島扇骨の取材で伺ったのはすいた扇子店主の吹田正男さん。吹田さんは滋賀県扇子工業協同組合の組合長をされていて、これまで高島扇骨における様々なあたらしい事業に挑戦してきた。大学と連携した新商品の開発や体験事業の実施など、組合員から非難を浴びながらも高島扇骨を引っ張ってきた。
高島扇骨は吹田さんのところが元締めで、家で仕事をする職人さんを多数抱えている。その内職の職人さんも今は高齢化で後継者不足に悩まされている。内職とはいえ高いレベルを求められるため新たに始めようという人も尻込みしているようである。また、近年の安価な外国製品による影響を受け始め、長年付き合ってきた目の利く問屋さんが頑なに注文をし続けてくれているが、全体的に状況は芳しくない。しかし、吹田さんは今後何か出来ることはないかと、次の一手を常に模索している。このような人がいる限り、高島扇骨はまだまだ絶えることはないという気がする。これからも、滋賀県を、そして日本を代表する伝統文化であり続けてほしい。


●体験・見学情報
体験 - 随時受入、要予約
見学 - 随時受入、要予約

●取扱商品
扇骨、扇子等

●お問い合わせ
(有)すいた扇子
TEL:0740-32-1345
住所:高島市安曇川町西万木62

※取材者※
迫間


Posted by 近江ワザ回廊 at 10:20│Comments(0)TrackBack(0)木竹品

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