上丹生木彫
2009年03月01日

●品目
上丹生木彫(かみにゅうもくちょう)
●品目の種類
木・竹工品
●取材対応
森哲荘(森彫刻所代表)
●技の工程
欅・桧等-荒木取-下絵取-〔荒彫-仕上彫〕〔ミシン引-荒彫-仕上彫〕-上丹生木彫
●技の概要
米原上丹生の木彫の期限は、江戸時代末期天保年間、当時の堂大工上田長治郎の子息の勇助と友人の二人が京都に彫刻の修行に出て、技術を持ち帰ったことに始まる。その後、神社仏閣の建閣彫刻などの大きいものから欄間や仏壇の彫刻、時代のニーズに応じた美術工芸品にいたるまで多種多様なアイテムを伝承の技術で彫り続けている。近年は木彫の里として、観光面においても注目されている。
●取材の内容
今回伺った上丹生木彫の森哲荘さんはとてもユニークという印象を受ける方だ。米原の醒ヶ井を山手に入っていったところに森さんの工房、森彫刻所がある。そこは江戸時代より木彫の里として、仏壇や神社のかざりなどを手がけてきた。森さんは仏壇や神社のかざりを手がける一方、独自の活動として仏像や母子像などを彫り、展覧会などを開いている。
また、森さんは人藝関係の仕事がほとんどと言うだけあって、この技術を人に伝えることが重要であると考え、体験工房なども手がけている。体験は小中学生や一般の方も受け入れ大変人気が高い。
森さんの話によるとバブルの時代などは仏壇なども売れていたため、上丹生木彫も景気はよかったものの、その後は下がり続けたが、ある一定のところで安定していると言う。それは技術があり、尚且つ人に伝えていることが、現在この安定をもたらしているように思える。
「不況になってむしろしなきゃいけないこと、出来ることが多くなった。」と森さんは言う。不況を悪いこととばかり捉えるのではなく、ポジティブに考えることによって明るく前に進もうとする森さんの姿勢はたくましく、我々でも見習えるところが多いのではないだろうか。
●体験・見学情報
体験 - 随時受入、要予約
見学 - 随時受入、要予約
●取扱商品
仏壇の木彫、神社の木彫等
●お問い合わせ
森彫刻所
TEL:0749-54-2995
住所:米原市下丹生
※取材者※
迫間
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