八幡丸竹工芸品
2009年03月01日

●品目
八幡丸竹工芸品(はちまんまるたけこうげいひん)
●品目の種類
木・竹工品
●取材対応
川端利幸(竹松商店代表取締役)
●技の工程
竹伐採-油抜きー天日晒し-整竹〔材料仕入れ、黒竹、染め竹、煤竹〕-曲げ-組立て-仕上げ-八幡丸竹工芸品
●技の概要
琵琶湖にそそぐ河川沿いには多くの竹林があり、県内には多くの竹製品が生まれた。近江八幡市は竹製品の材料供給産地であったが、この資源を利用して竹加工が明治前期には始まったとされる。竹は中の空洞部分と節の部分で曲げ加工を行うとき、熱加減が非常に難しく、熟練を要する。いかにきれいな曲線や円を描けるかにこだわり、手間をかけて製作している。
●取材の内容
明治時代初期から始まったとされる八幡丸竹工芸品は、1971年のドルショックまでは海外(アメリカ、中近東等)へ輸出していたが、その後国内向けへ転換した。八幡丸竹工芸品を現在も作り続けるのは、有限会社竹松商店。そして今回お話を伺ったのは竹松商店代表取締役の川端利幸さんだ。川端さんは、「現在では台湾、中国製品の安価な商品の影響を受けているようだ。しかしだからこそ、ここでしか出来ない商品を作らなければならない、いかに特色を出していくかが重要だ。」と言う。
川端さんは建築関係の大学を卒業後、竹松商店に勤めるまでの1年間、建築関係のお仕事をされていたという。その経歴とコネクションもあり、竹松商店で作った竹製品が海外のレストランのインテリアになるなど、竹を使って特色のある仕事を取ってくるのも川端さんだ。その仕事は有名建築雑誌に取り上げられるほど。竹を使った和モダンな空間は見事である。
そういった仕事もそれをつくる職人あってこそ。竹松商店には全国に数人しかいない「丸竹加工竹工芸1級技能士」1人と8人の職人がいる。取材当日も職人の方々が黙々と製品を作り上げていた。そこでは先輩職人が若い職人に手ほどきをする場面も見られ、この技術が脈々と受け継がれている様子が伺えた。「経営者として、彼らに飯を食わせなければならない、こうして技術を伝えていくのも、仕事を持ってくるのも私の仕事だ。」と川端さんは言う。古くから伝承されてきた技術を使い、現代のニーズに合わせて柔軟に仕事をこなしていく。息のあったチームプレイなしではなかなか難しい。それをまとめているのが川端さんなのだ。
●体験・見学情報
体験 - なし
見学 - 要相談
●取扱商品
飾り窓、茶道具、取っ手
●お問い合わせ
有限会社竹松商店
TEL:0748-33-3268
住所:近江八幡市中村町703
※取材者※
迫間
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