小幡人形

2009年03月01日





●品目
小幡人形(おばたにんぎょう)

●品目の種類 
人形

●取材対応
細居源吾(小幡人形作り)

●技の工程
土練り-型押し-型抜き-乾燥-焼成-窯出し-胡粉ぬり-彩色-小幡人形

●技の概要
小幡人形は、細居家の伝承によると、江戸時代中頃、当時飛脚をしていた初代安兵衛がたびたび追いはぎの被害に遭い、転業を余儀なくされ、京都の伏見人形の製法を習得し、中山道を旅する人の土産としたのが起源とされる。縁起もの、節句ものなど400以上と種類が多く、ピンクやブルーといった鮮やかな原色を主色としているのが特徴である。顔を描く作業が特に大切で難しいという。木地作りから仕上げまで、製造には少なくとも約1ヶ月を要する。

●取材の内容
今回伺ったのは、古い街道筋にたたずむ細居源吾さん宅だ。ここは近江湖東の山々と愛知川に挟まれた東近江市五個荘町。近江商人の里として知られている。町内を通る中山道から街道が分かれる要所に小幡村があり、小幡人形はこの地で生まれ育った近江を代表する土人形で、小幡土偶(おばたでこ)の愛称で親しまれている。小幡で最初に土人形を作った人物は不明だが、細居家では享保年中(1716~36)に初代安兵衛が始めたと伝えられている。京通いの飛脚をしていた安兵衛は、道中に遭う追いはぎの恐ろしさから転職を考え、当時人気の高かった伏見人形の製法を身に付けて家業にしたという。それから大正時代の細居源助の時に全盛期を向かえ、当時は細居家以外に4~5軒が土人形を作っていたという。現在では生活スタイルの変化から徐々に需要が減り、小幡人形を作るのは細居さんただ1人となった。
先代がなくなった後、細居さんがこの技術を残すべく、今に至る。今でも小幡人形のファンは日本全国におり、正月などに縁起ものとして毎年注文がくるという。
無理をせずにマイペースに人形を作る細居さんは、とても大事そうに人形を扱われ、その姿が小幡人形への愛着を感じさせた。

●体験・見学情報
体験 - なし
見学 - 要相談

●取扱商品
節句もの、縁起もの、干支など

●お問い合わせ
細居源吾(九代目)
TEL:0748-48-4075
住所:東近江市五個荘小幡町808

※取材者※
迫間


Posted by 近江ワザ回廊 at 10:32│Comments(0)TrackBack(0)和紙・文具

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